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次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの   湯川 鶴章

定価:¥ 1,680 (税込み)
価格:¥ 1,680 (税込み)

メディア :単行本
出版社等:ソフトバンククリエイティブ
著者:湯川 鶴章

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ユーザーレビュー
テクノロジーの面から考察した広告の未来 (2008-12-21)】
通信社の記者が書いた次世代広告論。ネット広告業界ではちょと話題になっている本でもある。 ありがちな、googleが勝つか電通が勝つか、などという二元論を廃し、マス広告でもネットでもどちらでもないマージナルゾーンが今後広がっていくだろう、と予想している。そして、そこを制するのは、優れたクリエイティビティではなく、筆者が”三河屋さん的な”と形容する、優れた1to1マーケティングのインフラとして機能するマーケティング・プラットフォームであると。 本書で語られるマーケティング・プラットフォームとは、例えばクラウドコンピューティング上で機能するオンライン上のBtoBサービスシステムやデジタルサイネージなど。この面に関して、クリエイティブの面を廃し、純技術的に語る本は珍しい。広告・マーケティング畑の人間が書くと、広告とはやはりクリエイティブ、という結論に帰結することが多いのだ。本書はそれとはまったく逆にプラットフォームビジネスの優位さ、またクリエイティビティの限界を謳っている。このあたり、いかにも通信社の人が書いた本らしい。 技術的な側面から今後の広告業界を占う本として貴重な一冊。必ずしもそのスタンスには同調はしないが、読んで損はなかったと思う。4点献上。


「20世紀型の広告はいずれ消滅する」という大予言 (2008-12-01)】
 インターネットの普及でメディアはどう変わっていくのか、という長期的テーマを追いかけている著者が、今回はマスメディアを資金的に支える広告業界とインターネットの関係をひもといた本です。 著者が広告業界の関係者を取材していると、マス広告の影響力が低下してきていることを理解している人は、思ったよりたくさんいました。 しかし、業界人の関心は、既存プレーヤーとしていかに google の脅威に立ち向かうか、ということであり、今の予兆が示す広告の未来に気づいていません。 取材を通じて著者の湯川さんに見えてきたのは、広告業界そのものがなくなってしまうかもしれない、という恐ろしい未来でした。 湯川さんは、まず究極の未来、多くの人が望んでいる方向性とは何か、を考察します。 それは、「人は広告に何を望むだろう」と問うことです。 究極の理想をいえば、消費者が何か困っているとき、何か欲しいものがあるときだけ、タイムリーな解決方法、この商品が最適ですよという情報を伝えてほしい。 湯川さんは、この究極の広告の姿を、サザエさんに出てくる三河屋さんに譬えました。 インターネット時代を迎えて、次々と新しい広告技術が生まれる時代になりました。 湯川さんの視点から見ると、Yahoo や google も、単に一歩先を行っているに過ぎない企業で、まだまだ新しい収益のしくみを持つIT企業が登場してくるかもしれません。 本書には、湯川さんの見た究極の理想形に近づくための、近未来の技術、新しい可能性を持つ企業の事例が多数登場します。 広告業界人にも、商品やサービスを提供する業界人にも、興味ある最新技術情報のかたまりといっていいでしょう。


これからの広告媒体の変遷を客観的に予測している。 (2008-11-08)】
 次世代の広告がテレビ,新聞,雑誌,ラジオから,インターネット広告へと変化するその過程を,著者自身の取材を踏まえて,客観的に述べられている。今まで以上にインターネットにより顧客情報の詳細情報が取得できるようになれば,サザエさんに出てくる三河屋さん的なアプローチが,インターネットで可能になる。そうなれば,大衆に広く伝えるマス広告というものは,今ほど意味をなさなくなる。そういう未来を著者は予見している。そして,その変化の仕方は,急激なものではなく,今までの広告媒体の周縁から徐々に浸食しはじめ,最終的に今までの4マスはコア部分のクリエイティブなものだけが生き残り,それ以外は淘汰されていくと述べている。著者自身の取材により得られた結論なのでとても説得力がある。 また,個人情報をインターネットというクラウドな世界に預けてしまって不安はないのかという疑問に対して,著者は「お金を銀行に預けることと同じ」と述べている。これはとても納得した。銀行が信用に足る企業だからこそ,お金を預けられている。同様に,Googleなどが信用できるからこそ,Gmailを使えるのだ。もし,Googleが無断で個人情報を利用しようものなら,あっという間に倒産してしまうだろう。Googleのような企業はその重要性を十分に認識している。だからこそ,Gmailは普及していると言える。Gmailに限らず,私たちが「信用できる」と判断すれば,個人情報を顧客に預けることは,そこまで危険なことではない。むしろ,それにより利便性を享受できるのだから,メリットの方が大きい。 この本で著者が述べている未来は,あながち間違いではないだろう。そして,その来るべき未来に対して,私達も対策を講じなければならない。






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