| 孤宿の人 (上) (新人物ノベルス) (新人物ノベルス) 宮部 みゆき |
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定価:¥ 924 (税込み) 価格:¥ 924 (税込み)
メディア :新書 出版社等:新人物往来社 著者:宮部 みゆき
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 319~ (税込み)
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| ユーザーレビュー |
【「孤宿の人」期待はずれ (2008-12-02)】 帯紙に「懇親の力をこめて…」とあるが、残念ながら、まったくそうは感じられない。明らかに、少し書いてはまた書きたして、筆を休め、また思いついたら筆で書き続けていく。そんな、ゾンザイさが明らかに漂ってくる。多忙で依頼された原稿が詰まっているのだろうが…このような作者の添削直しが不充分とあられば、先がみえている。残念な失敗作と感じるのは小生だけではないであろう。 |
【「抑揚」がない (2008-11-22)】 私自身、宮部氏の現代小説時代小説を読むのはまだ2作目であるが、正直、作者のファンでなくては、この上下巻あわせて800ページ以上を読破するのは骨が折れると思う。 淡々としながらもハートウォーミングな語り口で作品が進行するのであるが、とにかく、この作品には「抑揚」がない。なにしろ、「孤宿の人」本人が登場するのが、下巻の前半である。そして、作品のテンポがはやまり、面白くなってきたのは下巻の半分過ぎからであった。私自身、作者の作品であるからこそ、「いつか面白くなるはず」と信じて読むことができたが、他の作者の作品だったら、途中で挫折していたと思う。また、この作品には数人の主要な登場人物が描かれているのだが、結局誰が主人公であるのかがはっきりしなかった。このへんが作品の「抑揚」のなさにつながるのかもしれない。 |
【正しさとは (2008-10-20)】 最近の宮部みゆきの中では、個人的にベストである。宮部作品は、いつも人の「業」をテーマにしていると感じるのだが、今回はとくに無垢な存在である「ほう」を中心にすえることで、善人(宇佐・井上親子・泉医師・加賀など)である人ですら、みずから「正しい」と感じることを為すことが難しいのだという、人が生きることの苦しさが描かれていた。これらの人々を取り囲む背景の書き方も見事である。私にも、丸海藩からのぞむ海が見えるような気がした。 |