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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録   石川 拓治

定価:¥ 1,365 (税込み)
価格:¥ 1,365 (税込み)

メディア :単行本
出版社等:幻冬舎
著者:石川 拓治

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著者:
石川 拓治   NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班   


関連商品


ユーザーレビュー
すべてを投げ出し夢を追うこと (2008-12-23)】
 青森の農家は自分家用に米をつくり、現金収入用にリンゴをつくります。 木村さんは普通の農家(婿養子になり農家を継ぐ)でしたが、福岡正信さんの「自然農法」の本に出会い、りんごの無農薬農法をおもいたちます。最初は試験的にやっていったのですが(4分の1の樹で試す)、のめりこんでしまい、すべての樹を無農薬農法の開発に使うことにします。これで現金収入がなくなり、ホームレスのように日雇いをしたり、キャバレーで働いたりしながら、なんとか生活を紡いでいきます。家族は大変な境遇におちいってしまいます。あまりの貧乏に自殺さえも考えますが、その場でヒントを目にし、俄然やる気がおきるのです。 最終的に畑に生態系を築くことで、無農薬リンゴが完成します。この成功物語は、「時間をうまくつかって成功しよう」というスマートなビジネス読本とはかけはなれたものです。木村さんはすべての力と心をリンゴに集中していました。「人生を壊してもいいから、やりとげたい」という自己破壊的とも思える執念で、このリンゴを完成させました。 このレビューを見ていると、「感動した!」という言葉がいたるところに見られます。「すべてを投げ出して一つのことに賭けたい」という願望は男性なら誰だってもっているでしょう。しかし、実際問題としてはできません。家族を路頭に迷わせることも、今の生活を変えることもできません。 しかし、秋山さんは推し進め、やり遂げたのです。秋山さんは、一度無農薬栽培を辞めようと考えます。そのとき、貧乏で文房具も買えなかった娘が「こんなにがんばったのだから、辞めないで」と懇願するのです。秋山さんの夢でもあり、家族の夢でもあったのですね。


無農薬栽培に対する壮絶な思い (2008-12-23)】
とにかく読んでください。壮絶な本です。普通に無農薬栽培と聞くと、「少し大変そう」ぐらいな知識しか僕らにはない。僕もそんな調子で本書を手にしてみたが、とんでもないことがわかった。基本的に「りんご」の「無農薬栽培」というのは、人類が何も食べないで生きていくぐらい難しいこと。ともすれば、超異端であること。当時の農家の人々からすれば、全員が全員、100%無理!!!。という問題を、木村さんとその家族のどん底貧乏、餓死寸前になるまで、「りんご」の「無農薬栽培」に取り組んだことの壮絶な死闘が描かれている。まさに、一人で、宇宙船を作って月面着陸するぐらいの、とんでもない作業を要するのです。それも何年もかけて、何年もかけて。年々木村さんに忍び寄る「絶望感」「りんご」の「無農薬栽培」はやっぱり無理だった!ことがわかったときには既に家族は貧乏どん底、死ぬしか道が残されていなかった。が、主人公のとんでもない「絶望の底」、「絶望の向こう側にある絶望の淵」まで行った木村さんの壮絶なリンゴの無農薬栽培にかける思いが伝わってくる本。最後には、「無農薬栽培」とは、そして人間と自然が共存することとは?植物、農作物が「生きる」とは何なのか?それを学ばせてくれた一冊でした。http://blog.goo.ne.jp/makemehappy_2006/e/91c579253b7354fc0cd1b02ce6f68843


名産品紹介・・・・じゃないよ。 (2008-12-21)】
 番組がワザワザ木村氏だけを本にした理由はなんだろうか? 同番組は、100回以上も放送済みであり、前番組の『プロジェクトX』のように何回か放送分をまとめて本にしてもいいはずだし、木村氏以外は本にするほどでもないのなら、放送内容の質を疑われるだろう。 断定はしないが、幻冬舎が、木村氏の苦労の物語のみに灯を当て、感動もので売れる、との読みで、本書の刊行に至ったのならば、興醒めである。 「感動した」とのレビューも多いが、内容については、執筆者の筆力もあり、安っぽい感動物にしか仕上がっておらず、木村氏の自然に逆らわない無農薬農法の主体を置いた『自然栽培ひとすじに』が、本書より1年半以上も前に刊行されながら、レビュー・評価数ともに本書より圧倒的に少ないことから、前述の出版社の意図に乗せられている読者の姿も窺え、再度興醒め。 私は、りんご農家ではないので、本書がそのまま使えるわけではないが、近い趣旨の耕作を共同で行っており、米作りの際、土の塊が残るぐらい荒く耕し、代掻きも適当に2,3回かき混ぜただけの方が、根の張りが良いとか、田植え1週間後から1週間おきに3,4回、苗の間にタイヤチェーンを引きずって歩くと、雑草が殆ど生えなくなった、との箇所は、大変参考になり、来年は是非試してみたいと思わせた。 また、実る地上部より、根を張る土地の大事さにも、既に理解していたがうなづいた。 多分、木村氏の口調や暖かさが直接会えば、本書の何倍にも魅力溢れるものだと実感できるのだろうが、本書ではその表現を仕切れておらず、読者の興味を農よりも、新しい旨いりんごという商品へ向かわせてしまっているのが残念だ。 ところで、隣のりんご農家などで、木村式に追随する所は出てきたのだろうか? それが広まることこそが重要で、木村氏もあえて自慢のりんごを高価格で売らぬまでして望んでいる事なのだが、木村式が汎用されぬなら、氏の苦労はなんだったのかともなりかねない。






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