| 坂の上の雲〈4〉 (文春文庫) 司馬 遼太郎 |
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定価:¥ 670 (税込み) 価格:¥ 670 (税込み)
メディア :文庫 出版社等:文藝春秋 著者:司馬 遼太郎
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ユーズド価格:¥ 210~ (税込み)
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| ユーザーレビュー |
【気力、運、敵失、全てが日本に味方した (2008-12-28)】 黄海海戦、遼陽会戦では敵失もあり、勝つことが出来た。その一方で旅順は膠着する。 作者がうまいのは、陸戦、海戦だけでなく、外交、スパイ、日英同盟、戦費調達など、日露戦争を巡る全ての要素を同時に進行させていることだ。 実力で劣る日本がいかにして勝てたか。勿論明治人の冷静な計算、士気が勝っていたことも確かだが、運や敵失にも助けられている。本当に薄氷を踏むような戦いだ。 |
【乃木 希典の評価 (2008-10-28)】 日露戦争において英雄か凡将か評価が両極端に分かれる乃木希典。司馬先生は凡将の立場で旅順攻略戦を描いており、乃木の評価に対する議論を紛糾させる契機になったといわれてます。とにかくこの本では正面から突撃あるのみです。大将の心理を含め、日露戦争を丹念に描いています。ロシアのクロパトキンもそうですが、個人の感性や性格に戦局が大きく左右されていく姿に興味が惹かれました。 |
【日露戦争に勝ったことで日本が残った。 (2008-01-12)】 ○読み始めたきっかけ 司馬遼太郎の歴史モノが好きで、その中でも経営者を中心に愛読者の多い、「坂の上の雲」を読んでみました。○心に残る言葉 日本の砲弾は、敵艦船の装甲を打ち破るのではなく、甲板で炸裂し火災を起こさせ砲台を無力化することを目的としている。兵力の少ない日本海軍にとって、最も効率的に戦闘する手段の一つ。 日露戦争当時では、一軍の統率は司令官がその人格力をもってやる、作戦の方は参謀長が受け持つ。基本的にすべて参謀長に任せる。二者択一を迫られた時か、戦況が紛糾した時のみ司令官が決を下す。p.184 農業社会=有能無能の価値基準はなく、自然の摂理に従って、きまじめさと精励さ嵩が美徳。 狩猟社会=それぞれの能力によって部署に配置され、全体の一目標のために機能する。その中では指揮者が必要。この社会では人間の有能無能が問われる。世界史的にみて、狩猟民族は軍隊を作ることに熟達している。p.256 敵よりも大いなる兵力をもって敵を圧倒撃滅するというのは、常勝将軍といわれるものが確立し実行してきた鉄則。 日露戦争に勝ったことにより、日本がロシアの植民地にならずにすんだ。しかし、その成功体験が太平戦争での軍部の過信を生んだ。○どんな人に読んでもらいたいか。 過去の日本人の行動や歴史を知ることで、将来の日本の問題について考えるきっかけとなる。できるだけ、多くの日本人に読んでもらいたい。 |